山陽新幹線の割引料金情報
JR山陽新幹線の割引料金には、回数券や往復割引きっぷ、インターネットからの申し込みで割引になる「スーパー早特きっぷ」(早割り)などがあります。
また、JR山陽新幹線の割引料金サービスではありませんが、日本旅行から発売している「バリ得こだま」なども、山陽新幹線の特定区間が、安い料金でご利用いただけますので人気です。
それぞれ乗車できる新幹線や区間、割引率、そして購入期間などが異なります。
山陽新幹線の回数券
山陽新幹線の回数券は、いくつかの種類があり、多くは有効期間3カ月間・6枚綴りで販売されています。
また、多くの回数券は、年末年始やゴールデンウィークなど繁忙期の時期は利用できませんのでご注意ください。
グリーン車用
- 新幹線「のぞみ」「みずほ」「ひかり」「さくら」「こだま」のグリーン車
- 指定席に利用可能
- 6枚綴りで3カ月間有効
- 子供は利用不可
普通車自由席用回数券
- 新幹線「のぞみ」「みずほ」「ひかり」「さくら」「こだま」の普通車自由席に乗車可能
- 6枚綴りで3カ月間有効
- 1枚のきっぷでこども2名利用可能
普通車指定席用
- 新幹線「のぞみ」「みずほ」「ひかり」「さくら」「こだま」の普通車指定席
- に乗車可能
- 6枚綴りで3か月間有効
- こども料金の設定はありません。
山陽新幹線の往復割引き
往復割引きっぷには「のぞみ早特往復きっぷ」「こだま早特往復きっぷ」「こだま指定席往復きっぷ」があります。
山陽新幹線の往復割引きは、早割りとセットになったきっぷが多く、その分割引き率も高めになっています。
のぞみ早特往復きっぷ
のぞみ早特往復きっぷは、乗車の21日前から7日前までに購入する必要があります。
「のぞみ」の普通車指定席に乗車することができます。
- 設定区間:名古屋〜小倉または博多間
- 利用期間:平成26年4月8日〜10月6日
- 発売期間:平成26年4月1日〜9月23日
- 有効期間:7日間
- こども料金:設定なし
こだま早特往復きっぷ
こだま早特往復きっぷは、乗車の21日前から14日前までに購入する必要があります。
新大阪〜博多間を直通運転する「こだま」の普通車指定席が利用頂けます。
- 利用期間:平成26年10月6日まで
- 発売期間:平成26年9月16日まで
- 子供料金:一律3000円※大変お得です!
- 割引き率:大人料金で約45%割引き
こだま指定席往復きっぷ
こだま指定席往復きっぷは、乗車の21日前から前日までに購入する必要があります。
新大阪〜博多間を直通運転する「こだま」と、一部の「ひかり」の普通車指定席が利用可能です。
- 利用期間:平成26年10月7日まで
- 発売期間:平成26年9月30日まで
- 子供料金:一律3000円※大変お得です!
- 割引き率:大人料金の約40%割引き
山陽新幹線の早割り「スーパー早特きっぷ」
山陽新幹線の「スーパー早特きっぷ」は、ネット割引きと早割が一緒になったきっぷです。
スーパー早特きっぷは、インターネット(J-WESTネット)から申し込みますので、まずはJ-WESTネット会員登録が必要です。
※J-WESTは年会費無料です。
スーパー早特きっぷは、パソコンやスマホ、携帯電話から申し込みができますので、わざわざ駅までチケットを買いに行かなくても、いつでもどこにいても好きな時間に購入できるところが大きなメリットです。
しかも、回数券とは違い、年末年始やゴールデンウィークにも利用できますから、使い勝手がいいのもおすすめのポイントです。
スーパー早特きっぷの受取りは、JR駅の指定席券売機が利用できますので、乗車もスムーズにできます
利用区間
新大阪・新神戸、岡山、広島〜小倉・博多、熊本、鹿児島中央、長崎、大分
利用できる新幹線
のぞみ・みずほ・さくらで利用可能です。
購入期限
乗車の1カ月前の10時から14日前の23時までに購入する必要があります。
日本旅行の格安ツアー「バリ得こだま」
「バリ得こだま」は日本旅行が発売している「こだま」を利用した格安ツアーです。
日本旅行のオリジナル旅行商品ですが、JR山陽新幹線の通常料金の約50%もの割引になりますので、大変お得にご利用いただけます。
ただし、あくまで日本旅行のツアーですのでJR駅などでは購入できません。
バリ得こだまのご利用案内
ご利用区間
新大阪〜博多・小倉区間
お申し込み
- ネット申し込み:出発日の5日前まで
- 日本旅行の支店申し込み:出発日の前日まで
その他ご利用案内
- 片道でも利用可能です。
- キヨスククーポン300円分引換券付きです。
- 宿泊付きのプランもあり
旅行会社のお得なサービスも利用しよう
山陽新幹線で利用できる割引きっぷの種類は、実はあまり多くありません。
一般的に新幹線で割引利率が高いとされる、2〜4枚綴りの回数券や、早めの購入で料金がお得なる早割などのきっぷで通年的に使えるものは今のところありません。
そのため、山陽新幹線をお得に利用するなら、日本旅行やJTBなどの大手旅行会社などで発売しているサービスも利用しましょう。
旅行会社を利用すれば、JR西日本の往復きっぷなどよりももっとお得になる場合も多々あります。
基本的には、それぞれのメリットを活かして、状況や目的に合わせて使い分けるのが最も有効な利用方法と言えます。
以下に各割引サービスのポイントをお示ししますので参考にして下さい。
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日本旅行の割引サービス
日本旅行から発売している「バリ得こだま」ですが、新大阪〜博多、新神戸〜博多、西明石〜博多、姫路〜博多の区間で設定されている割引ツアーで、普通車指定席利用のきっぷにJR西日本管内のキオスクで利用できる300円分の買い物券が付いています。
料金は、例えば新大阪〜博多では7,700円で、通常料金が15,000円ですから50%以上の割引率となっており、かなりお得な料金であるといえます。
しかも、この「バリ得こだま」は往復でも片道でも利用でき、子供料金も半額で設定されていますし前日まで発売されていますので、幅広い方に利用できるきっぷとなっています。
ただし、駅の窓口などでは購入できず、関西エリアの日本旅行の支店窓口限定となっていますので、九州エリアの方は注意が必要です。
JTBの割引サービス
JTBから発売している「こだ丸」も割引率が50%以上です。
JTBのこだ丸は、新大阪・新神戸・西明石・姫路〜小倉・博多の区間で設定されている「バリ得こだま」とほぼ同じ内容のツアーですので、こちらもおすすめです。
近畿日本ツーリストの割引サービス
九州エリアの方には近畿日本ツーリストから発売している「きままにこだま」も「バリ得こだま」と同様に大変お得な割引ツアーです。
こちらは博多・小倉〜姫路・新神戸・新大阪の区間に設定されています。
ただし、この「きままにこだま」は往復のプランになっており、復路は7日まで延長できます。
また、インターネット専用商品ですので店頭での申し込みはできませんので注意が必要です。
JR西日本のお得なきっぷのまとめ
JR西日本で買えるお得なきっぷをまとめてご紹介します。
主には、「のぞみ早特往復きっぷ」や「東京往復スーパー早特きっぷ」、そして「こだま指定席往復きっぷ」があります。
それぞれ、特徴や利用条件が異なりますので、以下を参考にしてください。
のぞみ早特往復きっぷ
「のぞみ早特往復きっぷ」は、岡山より西の山陽新幹線沿線から東京・横浜を「のぞみ」で往復する際にお安く利用できる早割きっぷです。
行きの乗車21日前から7日前まで発売しており、有効期間は7日間、「のぞみ」の普通車指定席往復が利用できます。
割引率は、10〜23%程度となっています。
東京往復スーパー早特きっぷ
東京往復スーパー早特きっぷは、岡山〜新山口の各駅から東京・横浜へ往復する際にお安く利用できるきっぷです。
行きの乗車21日前から14日前までの発売で、有効期間は3日間、「のぞみ」普通車指定席の往復利用ができます。
割引率は20〜25%程度で、グリーン車にも設定されていますのでおすすめです。
こだま指定席往復きっぷ
こだま指定席往復きっぷは、山陽新幹線内の設定区間の「こだま」と一部の「ひかり」の普通車指定席の往復が割引料金で利用できます。
通常の往復割引よりもお得で、割引率は約40%です。
子供は全区間で往復一律3,000円と、子供連れの旅行には大変お得な料金となっています。
スーパー早特きっぷ
往復きっぷの他にJR西日本のインターネットからの予約で新幹線がお得に利用できる「スーパー早特きっぷ」があります。
これはJR西日本の会員サービス「J-WEST会員」であることが必要です。
会員になっていれば、スーパー早特などのいわゆる早割きっぷをはじめ、インターネット予約や会員限定の割引サービスなど、様々なサービスが受けられますのでおすすめです。
この「スーパー早特きっぷ」は、新大阪・新神戸〜小倉・博多、熊本、鹿児島中央、長崎、大分の区間と、岡山〜熊本、鹿児島中央の区間、広島〜熊本、鹿児島中央の区間に設定されており、「のぞみ」「みずほ」「さくら」の新幹線が利用できます。
割引率は30%程度で、最大35%もお得になります。
山陽新幹線4枚きっぷ
また、回数券タイプの「山陽新幹線4枚きっぷ」は、新大阪〜博多の区間に設定されている4枚綴りの回数券で、普通車指定席が利用できます。
この回数券は有効期間が1ヶ月で、JR西日本のみどりの窓口にて当日でも購入できますので、その手軽さが人気のようです。
山陽新幹線をお安く利用するにはたくさんのプランがありますので、ご自分の旅行に合ったものを探してぜひお得に利用しましょう。
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