東京〜熱海間を2人で往復なら新幹線お出かけきっぷがお得
東海道新幹線で、東京〜小田原・熱海の区間を往復するなら、「新幹線お出かけきっぷ」がお得です。
新幹線お出かけきっぷとは、東海道新幹線の自由席が格安料金で利用できる、往復割引キップです。
利用できる区間は、東京(品川)〜小田原・熱海の限定となっていますので、新幹線お出かけきっぷは、通常の往復割引切符とはちょっと違います。
新幹線お出かけきっぷは、利用区間が限定されていますので、往復割引切符よりも割引率が高くお得なのです。
しかも、東海道新幹線の「こだま」はもちろん、「ひかり」でも利用できます。
数ある新幹線割引きっぷの中には、しばしば「こだま限定」なるきっぷも見かけますが、この新幹線お出かけきっぷの場合、ひかり号もOKなのは大きな利点です。
新幹線「ひかり号」を利用すれば、東京〜熱海間をわずか40分で移動することもできますよね。
このように、とても魅力ある「新幹線お出かけきっぷ」ですが、実はこの新幹線お出かけきっぷは、一定の条件を満たした上での利用となります。
新幹線お出かけきっぷのご利用・ご購入方法及び注意点などについて、以下にまとめましたので、参考にしてください。
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新幹線お出かけきっぷのご利用条件
新幹線お出かけきっぷを利用するためにはいくつかの条件があります。
利用条件や特徴などについて、以下にまとめましたので、新幹線お出かけきっぷをご利用の際には考にしてください。
2名以上で利用すること
2人以上の人が、同一行程において切符を使用することが条件になります。
2人以上であればOKですので、例えば3人以上で旅行する場合でも利用できます。
また、2人以上が同一行程で利用する必要があるため、仮に2人分の切符を購入した後に別行動で新幹線を利用することはできません。
あくまで2人以上での利用ですので、おひとり様での利用はできません。
また、こども用の設定はないため、こども2名での利用もできません。
往復セットで購入
新幹線お出かけきっぷは、行き・帰りの往復セットで発売します。
この「ゆき」券と「かえり」券の有効期間は2日間です。
出発日の翌日には戻らなければならず、最大1泊2日の旅行ができることになります。
乗車予定の新幹線に乗り遅れた場合には後続列車の自由席に乗ることができます。
また、有効期限内なら翌日の列車にも乗ることが可能ですので比較的使い勝手がいいです。
新幹線お出かけきっぷの割引率
新幹線お出かけきっぷは、東京・品川〜小田原と東京・品川〜熱海の2種類があります。
東京・品川〜小田原の本来の料金は6,440円ですが、このきっぷを利用すれば4,630円となり、約28%の割引率となります。
そして、東京・品川〜熱海の本来の料金は7,340円ですが、このきっぷを利用すると5,450円となり、25%以上の割引率となります。
つまり、この新幹線お出かけきっぷを利用した場合は、約25〜28%もお得になり、実に早割や早特きっぷ並みの割引率と言えます。
新幹線お出かけきっぷの買い方と払い戻し
新幹線お出かけきっぷの買い方についてご紹介します。
まず、購入期間については出発日の1ヶ月前から当日までとなり、通年販売しています。
そして、利用期間も通年となりますが、4月27日〜5月6日、8月11日〜20日、12月28日〜翌年1月6日の期間のみ利用できません。
新幹線お出かけきっぷは、東京・品川・新横浜・小田原・熱海・函南の「JR東海のきっぷ売り場」で買うことができます。
また、JR東海のきっぷ売り場以外では、東京・品川・新横浜の「ジェイアール東海ツアーズ各支店窓口」でも購入できます。
購入後は使用開始前に限り出発日の変更ができます。
ただし1回のみで、それ以外の変更は一切できません。
そして、払い戻しについてですが、未使用で有効期間開始日前または有効期間内に限り、手数料を差し引いた額が払い戻し可能です。
払戻手数料は、旅行開始前であれば一人660円となりますが、旅行開始後であれば「ゆき」券を利用したとみなされ「かえり」券のみを払い戻すこととなり440円となります。
さらに、払い戻しをした後の人数が1人だけになってしまった場合は、2人以上という利用条件を満たさなくなるため全員分が払い戻しとなりますので、ご注意ください。