山陽新幹線の回数券
山陽新幹線で利用できる回数券については、いくつかの種類がありますので、ご利用目的及び時期などによって、使い分けるといいでしょう。
山陽新幹線の回数券は、有効期限が3カ月間で6枚綴りのものが多く、また年末年始やGWなどの時期に利用できない場合がありますのでご注意ください。
ただ、購入は当日まで可能ですので、事前に買っておく必要がなく気軽に利用できることもおすすめのポイントです。
回数券にはグリーン車用、普通車指定席用、自由席用があります。
それぞれ、利用できる列車なども異なりますので事前に確認しておきましょう。
払い戻しは、6枚すべて未使用で有効期間内であればできますが、一枚でも使ってしまったらできません。
もし、使ってしまってから払い戻したい場合には、みどりの窓口ではなく金券ショップやネットオークションなどに出品すれば売ることはできます。
また、山陽新幹線には通常の回数券の他に山陽新幹線4枚きっぷという回数券があります。
これは、新大阪・新神戸〜小倉・博多間の普通列車指定席が利用できる、4枚綴りのきっぷです。
有効期間は購入日から1ヶ月間となっており、通常の回数券よりも有効期間が短いことと、ゴールデンウィークやお盆期間、年末年始にも利用できることが特徴です。
一人で4枚利用してもいいし、二人での旅行にもピッタリの回数券ですので、多くの方に利用しやすいと好評のようです。
回数券の割引率は、いわゆる早割り・早得きっぷ等と比べてそれほど高いわけではありませんが、使いやすさや購入した当日から利用できる手軽さなど、使い勝手の良さではおすすめのきっぷと言えます。
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山陽新幹線のグリーン車用回数券
山陽新幹線のグリーン車回数券は、設定区間が限られており、全ての区間で利用できるわけではありません。
例えば、東京(東京都区内)から小倉(北九州市内)まで新幹線に乗った場合では、グリーン車の設定がありますからグリーン車を利用することはできますが、新横浜(横浜市内)から小倉(北九州市内)までではグリーン車を利用したくてもその設定がないため、普通車指定席を利用するしかありません。
そのため、ご利用の際には事前に利用したい区間がグリーン車の設定区間になっているかを確認してから購入することをおすすめします。
東京から小倉までグリーン車用の料金は、6枚で163,560円ですから1枚当たり27,260円となり、通常の新幹線のぞみのグリーン車料金が28,620円ですから1,360円もお得になります。
割引率でいうと5%ほどですが、回数券の割引率では高い割引率といえます
利用できる列車は、のぞみ・みずほ・その他の新幹線のグリーン車と普通車指定席、普通車自由席です。
山陽新幹線の普通車自由席用回数券
山陽新幹線の普通車自由席回数券は、山陽新幹線内と名古屋や新神戸など東海道新幹線にまたがる近距離の主な区間に設定されています。
例えば、岡山から広島(広島市内)までの区間で新幹線を利用したい場合には、グリーン車や指定席の設定はなく、普通車自由席回数券の設定しかありません。
この場合の料金は新幹線のぞみを利用したとすると、6枚で30,840円ですから1枚あたり5,140円となり、通常の自由席料金が5,500円ですから、6%ほどのかなり高い割引率です。
利用できる列車は、のぞみ・みずほ・その他の新幹線の普通車自由席です。
山陽新幹線の普通車指定席用回数券
山陽新幹線の普通車指定席回数券は、山陽新幹線内と名古屋や京都など東海道新幹線にまたがる長距離の主要区間に設定されています。
例えば、新横浜から岡山の区間で新幹線を利用したい場合には、普通車指定席用が利用できます。
逆に言えば、この区間はグリーン車や自由席の設定がありませんので、普通車指定席用の回数券を利用するしかありません。
この場合の料金は新幹線のぞみを利用したとすると、6枚で96,540円ですから1枚あたり16,090円となり、通常の指定席料金17,010円と比較すると、5%ほどお得になります。
利用できる新幹線は、のぞみ・みずほ・その他の新幹線の普通車指定席と普通車自由席です。